日野市の畳店 芦沢製疊:あしざわせいじょう のホームページをご覧いただきありがとうございます。
今日の画像は、立川市のK様の施工写真です。
畳は当店の上級品で表替え、襖ふすまも一緒にご注文頂きました。
納品後はご家族みなさん、たいへんお喜びになり、畳の気持ち良さをあらためて実感なさっているようでした。奥様は平日はお仕事でおうちにいる時間が少ないため、かなり思い切った決断をして今回の畳替えに挑まれました。(チクチクする畳に、いつかやりたい、と思いを積もらせていた様子でした)当店がお持ちする見本を熱心にご覧になり、じっくりとお決めになりました。
手前に見える敷居がある襖もやりたかったのですが、壁紙と同じようなものが貼ってあるため、室内の調和とご予算を考慮して今回は、押入れ襖だけやることとしました。その押入れ襖は下にご紹介します。
立川市K様押入れ襖の新調
コチラが立川市K様のふすまの納品後の写真です。
押入れの襖ですが、本体も代えました。理由は今回詳しく書けますので興味があったらぜひお読みくださいね。
ふすまにもいろいろな種類があります。紙の種類は本ホームページ内の襖のページ にも詳しく載せていますが、実はふすま本体にもいろいろな種類があります。
建て売りやマンションに多いですが、段ボール襖 と呼ばれるふすま本体も存在します。古くからある日本古来の襖には、骨組みがありますので、段ボールは、簡易的というかコスト削減型というかイメージがしやすいかと思います。その段ボール襖の張り替えは、状態が良い場合のみ張り替えができます。
押入れにありがちですが、お布団をパンパンに入れて襖で抑えるような感じで収納しているとお布団に押されて襖が反り返ってしまいます。そのような形が付いてしまうと修正することができないのです。開閉に支障が出てくる他に敷居(レールのようなところ)にちゃんと入らないケースも出てきます。
下見した事実を率直にお話して、お客様の判断にお任せします。
立川市K様は、本体(今度は骨組みがしっかりあり、張替えが今後可能となる)も代えて、表面の襖紙もご自分で選んだ紙を張り、納品するという選択をなさいましたが、お客様の中にはそうでない方もいらっしゃるのも事実です。
また、襖本体にはしっかり骨組みが入った従来型のふすまではあるものの、骨組みの組子が内部で外れていたり、壊れていることが下見でわかりますので、その結果、本体から作り直した方がよろしいのでは?と、ご提案することがあります。築年数が経っているお家にありがちなケースです。
内部で組子が壊れている感じはお客様でもわかるので、大半の方はご納得なさいます。
安売り業者に頼んでその場はしのげても、しばらくするとやはり不具合が出てしまい、ふすまの開閉がうまくいかなくなったんだよね、とか表面がボコボコして気になるんだよ、とかストレスを抱えることとなります。お客様にとって快適な生活を送れることを考えてご提案するように心がけています。地元で顔が見える営業をしています。お客様がハッピーになれば当店もハッピーです。